摩周湖カムイテラスで販売中の大豆コーヒー「摩周珈琲」ってどんなものなの? とことんご紹介します!

そもそも大豆コーヒーとは

大豆コーヒーは、大豆を焙煎してから粉状にして、エキスを抽出した飲み物のことです。大豆はもともとクリーム色(薄い黄土色/きな粉色)していますが、それをじっくりとローストすると焙煎された大豆からはコーヒーと同じ色のエキスが抽出されます。苦みのある風味も相まって大豆コーヒーと呼ばれています。最近では徐々に一般化されつつあり、人気も出ているみたいです。

北海道弟子屈町で大豆コーヒー?

大豆は日本人になじみの深い食材の一つ。味噌・醤油のような調味料、豆腐・納豆等の食品と日本人には切り離せないくらい定番なもの。そんな大豆は、たんぱく質が豊富で、肉や魚に代わるたんぱく源として昔から食べられており、更に大豆たんぱく質には、血中コレステロールの低下作用、肥満の改善効果などの生理機能があるといわれています。

摩周湖・硫黄山がある道東の北海道弟子屈町は、農業が盛んな地域でもあり、大豆「ユキホマレ」の作付けも行っています。その弟子屈町の大豆に注目し摩周湖農業協同組合様(以下、JA摩周湖)が研究企画を進めて2022年の夏に大豆コーヒーが完成しました!弟子屈町の大豆コーヒーは「摩周珈琲」の商品名でドリップパックが地元スーパー等にて販売中、ご自宅で気軽に大豆コーヒーを味わえるようになりました。

摩周湖カムイテラスでは、JA摩周湖より仕入した大豆コーヒーの粉を摩周湖の伏流水でドリップしてテイクアウトカウンターにて提供(ホット400円/アイス450円)、ドライブや外出時に飲むことができるのは、現在は当施設のみです。

焙煎した大豆と地元で販売するドリップパックの「摩周珈琲」

大豆コーヒーはどんな味

前段として見た目がコーヒーのようなので初めて飲む方はコーヒーと違うと驚きますが、原料はあくまでも大豆、味はまったく別物と考えてください。大豆コーヒーは、苦みがあるのでコーヒーテイスト飲料というイメージでしょうか。 じゃあ普通のコーヒーを飲めばいいじゃないと思うかもしれません。そこで注目なのは、この大豆コーヒーはノンカフェイン飲料であることです。リフレッシュしたい、またコーヒーは飲みたい(飲んでみたい)けど、体調や妊娠等にて飲めない方もいらっしゃいます。そんな時にノンカフェインの大豆コーヒーは、コーヒーのような苦みを感じれながらもカフェインが含まれていない代用飲料となるのです。加えて大豆には、イソフラボン(女性ホルモンの分泌を促す)やサポニン(コレステロールを下げ、動脈硬化や高血圧の改善)、レシチン(脳の活性化)、アミノ酸(体のターンオーバーに必須)といった成分が含まれており、体を健やかに保つ嬉しい成分が豊富なのです。※イソフラボンは、女性ホルモンの治療や投薬をしている場合は控えたほうがいい場合がございます。

大豆コーヒーの「摩周珈琲」を実際飲んでみました

摩周湖カムイテラスでは前述しましたが、摩周湖の伏流水でドリップした大豆コーヒーが飲むことができます。摩周湖カムイテラスが2022年7月30日にリニューアルオープンする際になにか地場のオリジナル商品をテイクアウトメニューに加えたいと考えていたところJA摩周湖よりご紹介していただきました。摩周湖は世界でも有数の透明度を誇る湖で、そんな摩周湖の伏流水からドリップしたらきっと美味しいだろうと思い、検証し提供メニューに加わりました。そんな大豆コーヒーですが、実際の具体的な味はどんな感じなのか、飲んでみた感想をここで述べさせていただきます。

なお、ここからは本記事を書いているものの主観が入りますので、参考程度に読んでください。まずホットのほうは、大豆の風味がより強く出ていると思います。きな粉のような香ばしいいい香りとしつこくない苦みが飲みやすい味わいが印象的です。続いて、アイスについてはホットに比較するときな粉っぽい風味は落ち着いておりそこまで感じません。逆に苦みについてはしっかりとしており、こちらのほうがコーヒーに近いように感じます。摩周湖の伏流水を使用していることも相まってどちらも後味に雑味やえぐみはなく、どちらも美味しく最後まで味わうことができました。屋上テラスで広大な景色を眺めながら、施設内ラウンジにて他のテイクアウトメニューと一緒にゆっくりくつろぎながら飲むのはいかがでしょうか。

さいごに

ここまで大豆コーヒーに注目して記事を書いてみました。大豆コーヒーの認知、また興味がわいたでしょうか?是非一度ご賞味していただければと思います。その際は、ホットとアイスどちらが好みかも合せて試してみてください。最後までお読みいただき、ありがとうございました。面白いと感じていただけたなら、他の記事も読んでみてください!