山肌の1,000以上にもなる噴気孔からゴウゴウと音を立てながら噴煙がほとばしる硫黄山は、ひがし北海道 阿寒摩周国立公園を代表する人気の観光パワースポット。名湯 川湯温泉の源としても有名です。この麓にある滞在施設 硫黄山レストハウスが、『硫黄山MOKMOKベース』です。2023年9月にリニューアルオープンしました。ここでは、この施設の楽しみ方・おすすめポイントをご紹介します。
大迫力の硫黄山の噴気をリラックス観賞できる『MOKMOKテラス』
MOKMOKテラスは、施設内に誕生した上質な休憩・交流スペースです。空間を象徴する劇場スクリーンに見立てた幅5メートルのガラス窓「MOKMOKシアター」は、雄大な硫黄山の全体像を眺めることができます。黒色モルタル風の飾り枠とその下に配置されている間接照明による視覚効果で硫黄山がよりダイナミックにご覧いただくことができるように工夫されています。まさにこのテラスの象徴といえます。
MOKMOKテラスは、硫黄山の岩石を彷彿させる象徴的な岩壁や木など自然のしつらいが組み合わさった癒しの空間です。MOKMOKシアターの目の前には劇場観覧席に見立てたソファ席を2列配置。前列は、一段下がったデッキに設置されており、硫黄山全体と青空まで一望することができます。ソファはまるで寝ころんでいるかのような感覚となるリクライニング調です。その背後の2列目のソファ席はMOKMOKシアターから程よい距離間に配置され、モルタル風の黒枠、間接照明を含むMOKMOKシアター全体を視野にいれられ、最も芸術的な硫黄山の景観を堪能することができます。その他にも、ペア席・グループ席・カウンター席もテラスには用意されており、噴気観賞だけでなく、食事・読書・ワーケーションなど様々な滞在スタイルをご提案します。
「硫黄山ミュージアム」で硫黄山の歴史と自然を学ぼう
硫黄山MOKMOKベースには硫黄山の鉱山の歴史や自然を学べる展示学習スペース「硫黄山ミュージアム」があります。ひがし北海道の開拓の歴史は、硫黄山の採掘事業に端を発しているといっても過言ではありません。硫黄を運搬するために鉄道などが整備され、その結果、周辺に集落が発展していきました。硫黄採掘自体は20世紀半ばでその役目を終えてしまいますが、硫黄山はその後、日本で一番噴気孔に近寄れる活火山として人気の自然観光地となりました。さて、ここで問題ですが、日本で一番大きなカルデラをご存知でしょうか。九州の阿蘇カルデラ?いえいえ、答えは、この阿寒摩周国立公園にある屈斜路カルデラが日本最大(阿蘇は2位)です。その巨大な火山地帯で今もなお噴気をあげる姿を目にすることが手軽にできる場所が、カルデラの中央付近に位置する「硫黄山」となります。硫黄山の歴史と自然の詳しい情報は、この硫黄山ミュージアムで学ぶことができます。また、阿寒摩周国立公園や、弟子屈町の旬な情報パンフレットも、こちらで入手することができます(在庫切れの場合もあります。ご了承ください。)
愛らしい飲食メニューやご当地のお土産が集う『MOKMOK Café & marche』
『MOKMOK Café & marche』は中央に配したテントが象徴的な活気に満ちた空間。硫黄山名物「川湯温泉 源泉蒸したまご」や「モクモク」や「硫黄イエロー」がテーマのユニークで愛らしいMOKMOKスイーツ、硫黄山や北海道の特産品等を取り揃えており、観光に欠かせない魅力ある食やお土産探しに最適な空間です。
記念撮影はこちらで!
硫黄山MOKMOKベースの施設外観中央には、巨大メインロゴが施されています。是非このロゴの前で記念の一枚を撮ってみてはいかがでしょうか。
また、フォト専用スポットとして「MOKMOKハンモック」があります。是非ご利用ください。
2023年秋・冬には期間限定で硫黄山ライトアップも実施
2023年12月25日まで16:00~19:00(季節により時間変更となります)の時間帯で硫黄山ライトアップが実施しました。美しい山の姿と立ち上がる噴気口を夜空に照らし出す、期間限定の夜の火山をお楽しみいただけます。硫黄山MOKMOKベース内からも11月中旬ごろからライトアップをMOKMOKシアターよりご鑑賞いただけます。2024年の実施は現時点では未定です。